みなさん、日本語の本を読むときには、頭の中では無意識に音が鳴っているはずです。最終的には、音で意味を理解しているはずです。英会話スクールなどで日々レッスンすれば、英語の読書の際にも、正しい音がプロソディにのっとって鳴り響く日が必ず来ます。文章を目で見たときに脳内でプロソディが再現されると、本を速く読めるようになるのです。ネイティブに単語を“均等のスピードで”ゆっくり発音してもらうと、ほとんどの日本人が聞き取れます。次に、こんどは同じゆっくりなスピードでも、ネイティブの心地よいプロソディで発音してもらうと、多くの日本人は途端に聞き取れなくなってしまいます。日本語には日本語のプロソディがあり、英語には英語のプロソディがあります。英語に日本語のプロソディを期待している間は、英語の聞き取りはできないわけです。英語のプロソディをいったん習得すると、日本語と同じ速度で洋書を読めるようになります。英語で考えるときは英語のプロソディで、日本語を考えるときには日本語のプロソディで考えられるようになります。そうなったときが、「完全な英語耳」獲得のときだと思ってください。