大方の日本人の食生活は、ご飯を「主食」として、あとはご飯にあわせたお惣菜が「副食」というふうに出来上がっているのではないでしょうか。この方式でいくと、ご飯がないと当然、「食べた気がしない」「お腹がもたない」「力がでない」ということになってしまいます。習慣とは恐ろしいもので、留学先の大学で三人の日本人と一人の韓国人留学生に出会いましたが、アジア人はいずれも「ご飯の食事が恋しい」と訴えていました。そしてある日、日本から電気釜を手に入れたK君の誘いで、私たち留学生は寮のキッチンに集まって、カレーライスをこしらえたのです。
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久しぶりのご飯、それもあの粘りのある日本の米で炊いたご飯は一年ぶりだったのです。若いこともあったでしょうが、あのときの私たちの食い意地の汚さときたら、とにかく、この機会を逃すと当分はご飯の食事にはありつけないとばかりに、もうお腹がきつくて一歩も動けなくなるほどの量のカレーライスを食べたのです!