1985年に小金井市は議会である決議を行った。「二枚橋焼却施設の建て替えは、小金井市民の現状を十分に斟酌し、公害のない、住民に迷惑をかけない施設とし、かつ、他に第二工場を建設することが付帯条件である」。これは、建て替える焼却施設を小さくし、同時に、別の場所にも焼却施設を造ることを意味していた。これが調布市と府中市に不信感を抱かせることになった。3市が使える焼却施設を小さくするということは、調布市と府中市のごみを引き受けないということを意味する。そう受け取った両市は、建て替え計画をあきらめ、それぞれ別のパートナーを見つけ、ごみ処理を進める道を歩み出した。地元住民の意向に配慮した小金井市は反対に取り残され、建て替え計画は頓挫した。そうこうするうちにも、施設の老朽化は進み、2004年に入ると、煙突は地震による倒壊のおそれさえ出てきた。改修を重ねてきたが、もう限界だった。