精度上で言えば、X線CTやMRIによる部分やせの測定はベストです。いずれの機械も生体に接触せずに測定できるので、接触による誤差は生じません。測定の誤差は1mm程度で、撮影した断面から脂肪の断面積を正確に求めることができます。もう一つの方法は、超音波断層撮影装置(エコー)による測定です。皮下脂肪厚の測定には精度が必要なので、解像力が高くなければなりませんが、そのためには7・5MHz以上の周波数の装置が望ましいことになります。エコーでは、測定プローラを当てた点の断面が表示され、その映像から皮下脂肪の厚さを測定します。したがって、脂肪の分布状況を知るには、体表に沿ってプローラを移動する必要がありますが、気をつけなければならないのは、体表への「接触圧」です。皮下脂肪層や筋肉層は、いずれも柔らかく、接触圧で変形するため、体表との間の空気層をなくすゼリーを厚く塗り、プローブの表面が体表から浮いている状態にするのが理想的です。角度を調整すると、まず皮膚層が白く表示され、次いで黒い層に白い帯状の筋がある脂肪層、白い縮緬状の筋肉層が表示されます。押しつけたり緩めたりすると、それぞれの層厚が変化し、腹部では脂肪層が変化しますが、脂肪と筋肉の境界を判読するには慣れが必要です。エコーには、カーソルを脂肪と筋肉の境界に移動し、カーソル間の距離を自動的に読み取る機能を有する機器かおりますが、その機熊がなければ、プリンターで印刷して脂肪の厚さを計測します。その誤差は1mm程度で、X線CTやMRIの精度にも引けをとりません。