海外で暮らすということ

2011.03.31

留学というのは、単に学校で勉強するだけではなく、「現地で生活」をしていかなければなりません。実は、主婦にとって、もしかしたら、学校の勉強の苦労よりも海外暮らしの苦労のほうがこたえるかもしれません。結婚して一家を構え、かわいい子どもたちに囲まれ、夫の稼ぎで暮らし、必要なものがすべてそろった幸せな暮らしを送っている主婦にとって、楽しむはずの異文化生活がいったん不自由なものに感じられると何もかもイヤになり、「そんなにイヤなら帰ってくれば」という夫の優しいひと言で、「ヤーメタ」と言うが早いか、さっさと荷物をまとめて日本に一目散、なんてことになりかねません。でも、ここで帰ってしまってはいけないのです。初心忘るべからず。若い独身留学生には、苦労を苦労と思わないバイタリティーがあります。私の若い友人は、オークランド大学に到着早々財布を盗まれ、夜道で暴漢に襲われ(現地の新聞記事になりました)、交通事故に巻き込まれて訴訟にまで発展し、揚げ句の果てには、車にはねられて入院する騒ぎまでありました。それでも彼女はそんなことにもめげず、学業を続けていきました。まさに脱帽ものでした。彼女の災難は極端な例ですが、海外で暮らすということは楽しいことばかりではありません。数力月先、数年先の輝いている自分を思い描いて、がんばり抜く強い意志をどうぞ持ってください。
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